整骨院に行くと後遺障害に認定されにくくなるって本当？｜尾張旭市のたいよう接骨院にご相談ください。

結論から伝えると、接骨院で治療を受けると後遺障害に認定されないわけではありません。ただし、整形外科医院にも通院しないと、後遺障害に認定される可能性はゼロとなります。
お近くに整形外科がないというケースでは整骨院で治療を受けても問題ありませんが、整形外科で最初に診察してもらうことは必須となります。
実は、整形外科と整骨院の併用を認めていない都道府県医師会が多く、診断書に整骨院への通院を認めない旨の記載がある場合は、後遺障害に認定される可能性は著しく低くなります。これが整形外科ではなく整骨院で治療を受けると後遺障害に認定されにくくなると言われる理由だと思います。
整形外科医の多くが、受領委任払い制度を悪用した整骨院の不正請求を苦々しく思っているのが整骨院への通院を認めない要因だとされています。数ある整骨院の中でも不正請求しているのはごく一部みたいですが、不正請求が頻発していることからこの状況はすぐに改善されることはないと思います。
ご存知の通りに、整形外科は医師が診療する医療機関で、整骨院では医師ではなく柔道整復師が施術を行う施設です。医師であれば全ての医療行為が可能で、薬を処方することができますが、整骨院が取り扱えるのは捻挫と打撲、挫傷（肉離れ）、骨折、脱臼に限られ、薬を処方することもできません。
整骨院を利用するメリットには、夜遅くまで営業しているところが多く、通いやすいことが挙げられます。近くに整形外科のない地域にお住まいの場合は、医師の許可を得て整骨院に通院すれば後遺障害に認定されにくくなるようなデメリットは生じません。
整骨院のデメリットには、前述したように認められた医療行為ができないことや、薬も処方してもらえず、当然ながら手術を施行することもできないことなどが挙げられます。